実際のWebアプリケーション開発に役立つ資格

Webアプリケーションの開発エンジニアとして働きたい場合、事前に資格を取得しておくと採用試験時に有利になるケースが多いです。エンジニア職は基本的に資格を必要としない職業ですが、資格の有無によって評価が変わってきます。

取得を勧められる資格としては、まず「システムアーキテクト試験」が挙げられるでしょう。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格であり、合格率約12%の難関試験です。アプリケーション開発における上流工程の知識をメインとして、工程全体をこなす幅広いスキルが問われます。情報処理系の資格の中ではトップクラスに難しい資格なので、取得しておけば大きなアピール効果が期待出来るでしょう。

将来を見据えておくのであれば「プロジェクトマネージャ試験」を取得しておくのも手です。これもIPAが主催する国家資格となっており、開発プロジェクト全体を見通す視野の広さと問題解決能力が問われます。技術的な知識のみならず戦略的な視点や法務の知識も身につくので、取得すればビジネスパーソンとして大きな成長が期待出来る資格です。
なお、合格率は約14%の難関資格となっています。

最初から難易度の高い資格に挑戦するのが難しい場合には、国家資格である「基本情報処理技術者」や、民間資格ながらも国際的に評価されている「アプリケーション技術者認定試験」などを受験してみると良いでしょう。前者は合格率約28%、後者は合格率約44%の情報系資格です。
それぞれエンジニアとしての基礎的な知識を証明出来る資格なので、取得しておけば採用試験時に役に立ちます。